事業再構築補助金の不採択結果徹底解説。採択の秘訣とは?
目次
結論!事業再構築補助金の採択の秘訣
事業再構築補助金の不採択理由の結論は、投資家目線で自社の事業計画書が見れていない。ということです。
- 市場を明確にしているか
- その市場はどのくらいの売上の期待値があるのか
- 需要ニーズは考慮されているか、ターゲットは明確か、費用対効果は高いのか
- 思い切った事業再構築の計画となっているか
- 自社の強みの分析ができているか、取り組みのスケジュールは具体的か
- 売上はいつから発生するのか
こういったことを書いていない計画書を見て、自分が投資家だったら自分の大切なお金を投資しないです。
こういった考え方が重要となります。
YouTubeでも詳しく説明していますので、ぜひご視聴ください!
それでは、詳しく順を追って説明していきます!
本日は、事業再構築補助金で、不採択になった理由として、共通して取り上げられている内容についてお話ししていきます。
私自身、20社以上の事業再構築補助金を見てきました。
その中で、私自身が内容が薄いと感じる内容も踏まえてお伝えしていきます。
事業再構築補助金の提出を検討している方はぜひ最後までお読みください。
特定の会社に絞らず、共通して言われていることについて、まとめてみました。
採点の方向としては、①事業化点と②再構築点の2つの分かれていますので、それぞれについてお伝えしていきます。
それでは例に入っていきましょう。
事業化点の課題について
事業化店の課題は9個お話しします。
事業化点の課題の1つ目_SWOT分析が不足
- SWOT分析を的確に把握できていない
SWOT分析ができていないのは、論外です。
強み、弱み、機会、脅威全て一生懸命書き出してください。
一回ブレストで社内で出しまくるっていうのをした方がいいです。
事業化点の課題の2つ目_今後の方向性が不足
- SWOT分析の結果を踏まえて今後の方向性が示されていない
SWOT分析をする理由としては、現状の自社を取り巻く外部環境の内容を把握しているのかということ。加えて、内部の強みや弱みはどこになるのかなどの把握があります。
その分析結果をもとに、今後の新規事業では、どのように強みを生かして、どのような機会(外部環境)を勝ち取っていくのかを考える必要があります。
自社の強みや事業機会を考えた今後の方向性がないって、そんな会社に投資しますか?ってことです。
事業化点の課題の3つ目_課題解決方法が不明確
- 課題解決方法が明確でない
新規事業を行うのにも課題は必ずあります、それを認識していないと、事業の成功の確率が低くなります。
しっかりと課題を抽出していただき、計画書を作り混んでいただければと思います。
事業化点の課題の4つ目_費用対効果
- 費用対効果が高いとは言えない
あなたが投資だった場合、リスクがある中で、費用対効果が低い事業に投資しますか?ということなんですが、まずしませんよね。
はなから費用対効果が低い事業を始めるのも疑問ですが、費用対効果を高めるために、販売数を増やすのか、単価を増やすのか、リピート率を高めるのか・・・さまざまな方法がありますので検討していただければと思います。
わからなければ、相談してください。
事業化点の課題の5つ目_競合優位性
- 競合分析(競合と比較した際の優位性)が足りない
競合分析が足りない。はい、こちらもですが、競合分析があまい会社に投資・またはお金を貸しますか?私だったら怖くて貸せません。
例えば、
格闘技で敵の名前も、強さも、戦績もわからない相手と戦う人のスポンサーになる。だったり、競馬や競輪で、自分以外の馬の名前はもちろんのこと、戦績などを全く情報開示していないのに、私に全額お金をかけてください。なんて言われたら、競合の情報がないからかけられない、となります。
それと同じようなものです。
ですので対策としては、競合の情報を調査して、サービスの強みや金額、競合との差別化はどこでするのか、どこをUSPにするのか。考えた上で事業は組み立ていきましょう。
事業化点の課題の6つ目_事業リスク
- 事業リスクの認識が足りていない
事業のリスクを、把握していない、リスクをあげずに売上が上がり続ける計画書を見てどう思いますか?
例えば、自分がスタートアップ企業で投資家に会いに行くとします。
投資家から「ちゃんとどんなリスクがあるか把握していますか?」と言われた時に、
「うーんと、、、わからないですけど、多分大丈夫です。きっと売上は増えていきます!気合いです!!」なんて言ったら
「あ、わかりました。投資は見送らせていただきます、お帰りください」と言われて終了です。
対策としては、事業リスクを多面的に洗い出して、
そのリスクをどのように対処していくか、具体的な方法まで記載するようにしましょう。
事業化点の課題の7つ目_市場規模
- 市場規模の根拠が不足
どのくらいの市場規模や売り上げの期待値があるのかもわからないと投資できませんよね。市場規模について、しっかりと調査して表やグラフを用いて計画に盛り込みましょう。
私は、デジタルマーケティングの仕事をしていますので、Googleトレンド・Google広告のキーワードプランナー(有料)を活用すると、人気度やGoogleで検索されているボリュームもわかりやすいのでおすすめです。
詳細を知りたい方は、ご相談ください。
事業化点の課題の8つ目_需要ニーズ
- 需要のニーズが考慮されていない
顧客のニーズがわかっていないのに、売れると思いますでしょうか?売れるはずがないですよね。
私自身マーケティングのコンサルティングをしていますので、この領域はよく目に止まってしまいますが、ちゃんとターゲットを明確にして、ニーズを踏まえて事業を考えていきましょう。
事業化点の課題の9つ目_スケジュール
- 事業化までのスケジュールが不明確
事業のスケジュールが明確ではなく、いつから売上がたつ見込みになっているのかなど計画がない人に投資するでしょうか?
補助事業を何月に開始していつ売上が発生するのかなど、それぞれのアクションに分けて、表を作ることができれば説得力が増すと思います。
事業化点は以上となります。
事業再構築点の課題
続いて、再構築点についてお話ししていきます。
再構築点は3つになります。
再構築点の課題の1つ目_思い切ったものか
- 思い切った事業再構築とは言い難い
この件に関しても、思うことが多々あるのですが、事業再構築補助金が発表されて、お金がもらえるから、無理矢理新規事業を作る。みたいな人が多いように感じます。実際、現状の事業とあまり変わらなくないですか?のような場合が多いです。
どこまで思い切って事業を再構築するかはそれぞれでいいと思いますが、気をつけて欲しいことがあります。それは、市場が求めているもので、なおかつ自社の強みが活かせる事業を選択することです。そこだけは、抑えておきましょう。
補助金ありきの計画にならないように、改めて考え直してみてください。
再構築点の課題の2つ目_既存事業
- 既存事業の記載がなく、既存事業のノウハウを新規事業に活用できるかが明記されていない
既存事業を教えないのに、新しい事業したいので投資してください。
だと、既存事業の強みって活かせるの?など気になることが盛りだくさんです。
初めての事業を行う、創業者ではないので既存事業の記載は必ずしましょう。
現状の事業と新規事業を両方ともわかりやすく買いてください。
扱っている商品・サービスは、一覧の表にしたほうがいいいと思います。
既存事業の強みを活かして、ニーズがある市場で新規事業を行うストーリーで記載できると計画書の流れが見えやすくなります。
再構築点の課題の3つ目_地域活性化・デジタル化
- 地域経済の活性化か、デジタル化のどちらか一方についは触れる
国として補助金を出すのに、国が推進している地位活性化や、デジタル化を無視していたら採択されません。採択者である公的機関が何を求めているのか、考えながら計画書を作成することをおすすめします。
以上となります。
これまでお話しした通り、自分が投資家や人にお金を貸す。という立場になって考えてみてください。
- 顧客のニーズを理解していない人
- どのくらいの見込み客がいて、どのくらいの市場規模があるのかわからない人
- 自社の強みや弱みもわかっていないのに、お金を投資してほしいと言っている人
- 自社の強みを活かす方向性も決まっていないのに、新規事業にお金を貸して欲しい人
- 費用対効果が全然ないのに、投資をして欲しいと言っている人。
- などには投資しないなと思った方は、全て記載できるように計画書を作ってみてください。
この動画を見た人が、事業再構築補助金の申請がうまくいくことをお祈りしています。
大変かと思いますが、頑張っていきましょう!
相談も受け付けますので、SBMコンサルティングのホームページからお問い合わせください。
URLは概要欄にも載せてあります。
なお、事業再構築補助金を機に、集客特化のホームページの制作をすることをおすすめします。
ぜひその際には、集客の専門集団SBMコンサルティングにご相談ください。
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