飲食店が飲み放題を行うリスク
飲食店経営で安易に考えてはいけないのが「飲み放題」をするかしないか、という問題です。集客のためには飲み放題のプランがあった方が、予約時に割り勘想定しやすいのでとてもいいのですが、その裏にはリスクがありまして…。
目次
私のお店では飲み放題をしていない
私が経営する飲食店は飲み放題を採用していません。というのも、飲み放題を採用すると私のお店で大事にしている一番の強みが薄れてしまう可能性が高いからです。具体的にはこれからお話していきます。
飲み放題のリスク①:料理に原価をかけられない

飲み放題のお店に行った後の感想は「美味しかった」というものではなく、大体の人が「楽しかった」となります。確かに楽しいお店を目指すならありです。一方で私のお店では「とにかく美味しかった」と言っていただけるお店を目指しているため、料理にちゃんと原価を使えるように、ちゃんとお酒で利益を出す必要があります。
飲み放題にすると、本来お酒で利益を増やす収益構造が崩れてしまい、料理を安く提供することで利益を出すモデルになります。そうすると自ずと美味しくないお店になっていきます。
飲み放題のリスク②:人件費が増える

飲み放題のお店の場合、そもそもの粗利率が低いことが多く、その上でドリンクを作る人やグラスを洗う人、料理やドリンクを提供する人の数が増えてしまい、人件費が増えていく可能性が高くなります。
そうするとさらに原価率を下げる力が働き、美味しくないお店へと向かっていきます。
飲み放題のリスク③:従業員のモチベーション低下

飲み放題のお店でよく見かけるのが「トイレでの嘔吐」「トイレから出てこない」「テーブルが汚い」といったスタッフがモチベーションを下げる要因が増える原因になります。
もし同じ時間給だったら飲み放題ではないお店に職場を変えてしまうのも納得です。
飲み放題にする場合
とはいえ、飲み放題が横行する時代の中では特徴がないお店は飲み放題をせざるを得ません。この場合は飲み放題とのセットプランでちゃんと利益が出るように食べ物を調整しましょう。この場合も少しでも美味しく食べられるものを工夫して作ることが大事です。
料理の提供方法も工夫が必要で、厨房で調理があまり必要ないメニューで飲み放題のセットメニューを作ると厨房の手が空き、グラスを洗う時間などが捻出できる可能性があります。
例えば、鍋をメインにしておくと、客席にて調理(温める)が行われるため、提供が楽になります。ワンオペの小規模店で飲み放題をする場合は、こういった工夫をしましょう。
飲食店のコンサルや相談など
経営コンサルティング会社と飲食店法人を経営する私が直接コンサルティングを行うことも可能でございますので、もし相談があればお気軽にご連絡ください。
同業種の方には支援ができない場合がございますのでその際はごめんなさい…。
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