創業時のよくある失敗【倒産リスクの拡大】
創業期のよくある失敗をご紹介していきます。私自身創業支援に3,000件以上携わってくる中で「これだけは気を付けてほしい」というポイントがありますので、共有させていただきます。
創業して失敗・倒産したくない人はぜひお読みください。
創業は夢がある一方で、失敗の原因が「能力不足」ではなく、単純な見落としや準備不足であるケースも非常に多いです。
そして怖いのは、創業期の失敗は連鎖しやすく、倒産リスクを一気に拡大させること。
この記事では、創業初期にやりがちな失敗を10個に整理し、すぐに実践できる対策まで解説します。
目次
集客・売上の拡大の失敗

中小企業の倒産理由No.1が「販売不振」です。なんと全体の倒産の中で約7割が販売不振(売上が確保できない)で倒産しています。
このことからもわかるように、何よりも大事なのが「集客・売上の確保」です。これさえしっかりしていれば事業は継続できます。ただし、一番難しいのもこの部分です。
- Webサイトを競合と比較して負けない内容にする
- SEO対策を実施し、検索順位を上げてWebサイトをたくさんの人に見てもらう
- MEO対策を実施し、店舗周辺の見込み客をしっかりと獲得する
- SNSの配信を徹底し、認知獲得とファン化を図る
上記のような施策が最低限必要になります。私自身、飲食店オープン前の準備としてSNSのフォロワーを10万人以上獲得し、お店オープンまでの道のりを共有していました。
また、SEO対策も実施し「地域で一位」に上がってくるお店として、たくさんのお客様を獲得しています。
売上の根拠が「希望」で作られている
創業計画で最も多い失敗は、売上が「こうなったらいいな」で置かれていることです。
特に多いのが、
- 1日10人来る想定
- 客単価5,000円くらい
- 月商150万円は行けるはず
という根拠不明の見積もりです。
売上の根拠が弱いと、資金繰り・人件費・広告費など全ての判断がブレて、後から取り返せなくなります。
最低でも「誰が」「どこから来て」「何を見て」「なぜ買うのか」まで落とし込んで、売上の根拠を作りましょう。
固定費を増やしすぎて「逃げられない経営」になる
倒産の多くは、売上が落ちたときに固定費を削れないことが原因です。
固定費の代表例は下記です。
- 家賃
- 人件費
- 借入返済(実質固定費)
- リース・サブスク費用
創業時は「見栄」を張りたくなります。
しかし、創業期に必要なのは見栄ではなく生存戦略です。
まずは固定費を低く抑え、少ない売上でも生き残れる構造を作った人が勝ちます。
商品(サービス)の強みが曖昧で、価格競争に巻き込まれる
創業期にありがちなのが「全部できます」「誰でも歓迎」というスタイル。
一見良さそうに見えますが、実際は誰の心にも刺さらないため、
- 比較される
- 値切られる
- 安いところに流れる
という地獄が始まります。
強みは「他社よりちょっと良い」ではなく、選ばれる理由が一言で言える状態にするのが大事です。
借入金を「安心材料」として使ってしまう
創業融資が通ると「とりあえず安心」と感じる人がいますが、これは危険です。
借入は成功への武器ですが、使い方を間違えると
- 無駄な設備投資
- 根拠なき広告投下
- 過剰な採用
に繋がり、失敗を加速させます。借入金の本質は「未来の利益を前借りすること」。つまり返せない使い方は、倒産の道に直結します。
資金繰り(キャッシュ管理)を甘く見ている
倒産は「赤字」で起きるとは限りません。黒字でもキャッシュが尽きれば倒産します。
創業初期は特に、
- 売上が立っても入金が遅い
- 仕入れや外注は先払い
- 税金・保険料は忘れた頃に来る
という状態になりやすいです。
対策はシンプルで、
- 3ヶ月先まで資金繰り表を作る
- 毎月更新する
- 最悪のケースを想定する
これだけで倒産確率は大きく下がります。
人を雇うタイミングが早すぎる
創業期に人を雇うと、一気に経営が苦しくなることがあります。
理由は、人件費は「コスト」ではなく、
- 採用費
- 教育時間
- ミスの損害
- 退職リスク
まで含めると、想像以上に重いからです。
創業期は、まずは経営者がプレイヤーとして回し、
「仕組み化できた部分から雇う」ことをおすすめします。
法務・税務・労務など「知らなかった」で痛い目を見る
創業期にありがちなのが、
- 契約書を交わしていない
- 口約束で仕事を進める
- 税金の準備をしていない
- 雇用契約が雑
など、知識不足による損失です。
実際、トラブルになった時に痛感するのが、
「ちゃんとしておけばよかった…」
という後悔。
最初から完璧でなくていいですが、
最低限の守りは経営者の仕事です。
KPIがなく、頑張っているのに改善できない
努力が報われない創業者には共通点があります。
それが「数字を見ていない」ことです。
例えば飲食店なら、
- 来店数
- 客単価
- リピート率
- 口コミ数
- 予約率
など、改善すべき数字は明確です。
KPIがないと、
- 何が悪いのか分からない
- 改善点が曖昧
- 根性論になる
という状態に陥りがちです。
経営者が自分の強みを理解していない
これは本質的な話ですが、創業がうまくいかない最大の原因は
「自分の強みを使っていない」ことです。
- 営業が強い人が営業をせず内勤に逃げる
- SNSが得意なのに外注して任せる
- 仕組み化が得意なのに毎日現場で消耗する
これでは勝てません。創業期は、最も強い人材=経営者本人です。
まずは「自分の強みを最大投入する」ことが、倒産リスクを下げる最強の方法です。
まとめ:創業で失敗する人は「やらかすポイント」が似ている
創業期の失敗は、ある意味パターン化しています。
裏を返すと、この記事で紹介した10個を避けるだけで、成功確率は上がります。
最後にもう一度、結論です。
- Web集客に全力
- 売上根拠を甘くしない
- 固定費を上げすぎない
- 集客は開業前から仕込む
- 強みを尖らせる
- 借入は戦略的に使う
- 資金繰りを命綱として管理する
- 採用は慎重に
- 守り(契約・税務・労務)を固める
- KPIで改善する
- 経営者の強みを最大投入する
創業は、才能より「設計」で勝てます。倒産リスクを最小化しながら、長く勝つ経営を作っていきましょう。
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また、Webマーケティングの会社も経営していますので、創業期のWeb集客でお困りの場合はご連絡ください。

